タイパなんて判断できるのか

だいぶ前からタイパという言葉が流行っている。だけど、そんなこと判断できるのか、と思う。

タイパとは短時間で良い結果を得るということだと思うのだけど、良い結果を得るの判断がすごく難しいと思う。なぜなら、今はすぐ役に立たないけど将来役に立つこともあるはずだからだ。つまり、良い結果には時間軸の観点も含まれる。未来を見通すことなど出来ないのだから、現時点で未来も含めた良い結果なんてわからない。だからタイパの判断は難しいどころか出来ないと思う。

例えば、新卒でホワイト企業に入った人と、残業がすごく多い企業に入った人がいるとする。一見、ホワイト企業の人が良さそうだ。だけど、残業が多い企業に入った人はたくさん経験を積んで能力を高められてるかもしれない。確かに短期的には辛いかもしれないが、長期的に見て生きやすいだろう。世間でいうタイパの観点ではホワイト企業だろうが、長期的な観点を持てば、人によるけど残業が多い企業の方が良いかもしれない。

このようにタイパなんて判断できない。タイパなんて考えてる暇があったら、何か手を動かして作って世に出すのが良いと思う。その過程で得た知識は無駄にならないし、もしフィードバックを得られれば最高だ。人からの反応はモチベーションになるし、フィードバックに有益な情報が含まれていれば学びにもなる。

偉そうに言ってるけど、私もつい効率的に進めようとしてしまう。効率的に進めようとしすぎて身動き取れなくなることがある。無駄になるのが嫌だからだ。そういう時こそ、まずやってみて、人にぶつけて、フィードバックを得よう、と自分に言い聞かせてる。このブログもその一つだ。とにかくやってみよう。