仕事で相手が感情で訴えかけてきたら

仕事をしていると、相手が感情で訴えかけてくることがある。このような相手に対しても、絶対に論理的に対応するようにしている。なぜなら、結局こちらが出来ることは論理的な説明だけで、最終判断は相手に委ねるしかないからだ。

そもそも仕事では感情に訴えかけても意味がない。例えば、あなたが仕事を依頼されたとする。そこで、「どうしてもこの日までにやって欲しい」とだけ言われても、判断に困るのではないか?欲しいのは、背景、効果、内容、期日などの優先度や作業時間の判断に必要な情報のはずだ。なぜなら、仕事は目的を達成するために協力して行うものであり、優先度や作業時間の判断に感情は必要ないはずだ。

だから、感情で訴えかけてくる人というのは、相手にしても仕方がない。「論理的に考えられない、あるいは考えるつもりはないが、自分の思う通りにしたいんだけど」と言ってるようなものだからだ。タチの悪い相手だと、考えられない振りをして感情で訴えかけてこちらをコントロールしようとしてるのかもしれない。

このような感情で訴えかけてくる相手の場合でも、判断のための情報を伝えるしかない。相手が論理的に考えるようになるまで待つしかない。それでも感情で訴えかけてくるなら、どうしようもないと思う。他に取れる行動は、相手のマネージャーに伝えて、改善を促すか、遠ざかるくらいだろう。

逆にこちらが感情で対応するとろくな事がない。判断は間違えるし、相手の幼稚さに付き合わなきゃいけない。成果も落ちるし、ストレスも抱えるなんていい迷惑だ。それにこういう人は一度感情に寄り添ってもらえると気づいたら、味を占める。だから付き合うだけ無駄だ。

このように、仕事では相手が感情で訴えかけてきても、自分は論理的に対応した方が良いと思う。

一応言っておくと、プライベートでは話は別だ。大切な友人やパートナーや家族が悩んでいたら、話を聞いてあげたいし、出来ることがあれば力になりたいと思う。今回言いたかったのは、仕事では目的達成のために動けば良いのだから、感情で訴えかける必要はないということだ。