誰にでもは勧められないベンチャー企業

ホワイト離職についての記事があった。

「ホワイト離職」、褒めて育てた若者がなぜ辞める (2ページ目):日経ビジネス電子版

管理職の人たちが若手に無駄に優しくするので、若手が成長できない環境と判断して辞めるのだそうだ。まあどこかしこでも起きてる気がする。うちもベンチャーだけど、大手から転職してくる若い人が増えてきている。ただ、誰にでも勧められる選択じゃないと思う。ざっと思いつくだけでも、

・着実にキャリアを歩める保証はない

・事業が当たるか分からない

・自分がやりたいことに集中できるとは限らない

・共感した事業はピボットするかもしれない

など、色んな不確実性がある。私にとっては想像以上の負担だった。特に、自分が正しい道を歩めているのだろうか、という不安が常にあったので、最初の頃はかなりストレスだった。逆に、不確実性がある分、意思決定機会は増えるので、機会を得れるなら成長できると思う。

必要なのは戦略だ。リスクはあるけど、機会を取れる根拠があるならベンチャーに行けばいいし、そうでないなら大手に残れば良いと思う。大手だから意思決定できないわけでもないと思うし、大手の人は専門領域の基礎がしっかりしていると感じるので、着実に力を溜める場所として良いと思っている。やはり、経験豊富な先輩がいるのは、学ぶ上で効率が良い。若手が多いベンチャー企業では、どうすれば良いか一々調べたり考えるので、失敗もするし、時間がかかるからだ。

身もふたもない結論だけど、リスクとリターンを考えて、リスクを許容できるならベンチャー、迷うくらいなら大手で良いと思う。前述したように、力をつけてからでも遅くない。どうしても挑戦したくなったらベンチャーに行けば良いのだ。