手間をかけて料理する楽しさ

仕事ではできるだけ無駄を省く。当たり前だ。なぜなら、仕事では、短時間で高い成果を出すことを求められるからだ。効率化の風潮がずいぶん前から広がっている気がする。プライベートにも侵食してる気がする。しかし、プライベートでは、必ずしも効率を追求する必要はない。

例えば、私はたまに手の込んだ料理をする。よくカレーをスパイスから作る。と言ってもそんなに難しくない。玉ねぎを狐色のペーストになるまで炒めて、ポールトマト、好きなスパイス、肉、野菜を入れて煮込む。最後にマンゴーチャツネを入れて味を整える、くらいだ。ネットで調べれば類似のレシピが出てくるだろう。何だかんだ2時間くらいかかるんだけど、悪くない。そうやって手間をかけて、作業に没頭する時間は不思議と心地よい。

こういう時間は無駄ではない。なぜなら、仕事では短時間で成果を出す目的があるけど、プライベートでは楽しければ良いからだ。無駄を省いて本質的な作業に時間を使う、なんてよく聞くけど、無駄を省いた時間でやりたいことが無ければ、意味がないことだ。プライベートにおいて、その作業が楽しいなら省く必要はないと思う。

結局は自分の好きな作業を楽しみ、無駄な作業は省くって事だ。何だか当たり前の事を言ってるけど、世の中の風潮に流されると、つい無駄な作業とみなし無くそうとするので、気をつけたい。